実は怖いご近所トラブル11

ゴミトラブル

 

ここではゴミに関するトラブルを取り上げたいと思います。ゴミに関する問題はゴミ出しに関するトラブルや近隣の住民に衛生上悪影響を与えるものなどがあります。

まず、挙げるのがゴミ出しに関するトラブルです。よくあるのが出し方に関するものです。みなさんの住んでいる各地区町村ごとにゴミ出しにはルールがありますよね。このルール意外と守れていない人が多いと感じたことはありませんか。次の事例はそのからトラブルに発展したものです。ある地区では週ごとに担当を決め、ゴミを集める場所の整備をしていました。その地区で地区長を務めていたIさんは、そのことで悩まされていました。地区のある家庭が曜日を構わずゴミを出してしまうのです。次の燃えるごみまで2日もあるのに、生ごみを出してカラスや虫がたかることもしばしば、新聞も結ばないでそのまま出してしまいます。

さらにその家庭はなかなか地区の話し合いに参加しません。地区といっても、たったの6、7軒。おかげで清掃担当に就くこともありませんでした。困り果てた地区会はIさんともう一人で苦情を伝えに行くことにしました。
当日、その家を尋ねると40代くらいの女性が出て来たそうです。そこで地区で出た苦情を話すと、すみませんでしたと言い、そそくさと家の中へ入ってしまいました。
他人との交流が苦手なのかと、不思議に思いましたが、とりあえず謝ってくれたのでその日は退散しました。
しかし、次の週になっても一向にそれは直りません。もう一度家に伺っても出てくることはなく、どうすることもできません。未だにこの問題については悩まされているそうです。

次に挙げるのは、たびたびマスコミにも取り上げられるごみ屋敷。これに関してはさまざまな話があります。隣の家がゴミ屋敷と化しており、悪臭がひどく洗濯すらできないほどひどかったことや、アパートで隣のベランダがゴミだらけになっていて、ゴキブリがベランダをつたって侵入してきたなど、聞いただけでも身震いがします。ごみ屋敷については各自治体、役所が対応してくれます。

さらに、これはあまりないケースですが、出したゴミを漁る人に悩まされたという経験がある人もいるようです。特に女性でこの被害にあうことがあるようです。これは警察沙汰になってもおかしくない話です。
他にも、隣の家のおじいさんが捨てたはずの自分のスニーカーを履いていたなんてこともあったり。近所のトラブルとは異なるかもしれませんが怖い話です。

ご近所トラブルから殺人事件に

そして、ゴミのトラブルなどから2012年に東京都世田谷区の閑静な住宅街で起きたある事件があります。「日本刀を振り回している男がいて、近くに倒れている女性がいる」と110番通報がありました。
警察が駆けつけると女性は首やわき腹を切られており間もなく死亡が確認され、男は首を切り自殺をしました。

犯人はなんと86歳のおじいさんで、女性は無職の60代の方でした。近所の方々の話によれば、2人は以前からいさかいが絶えなかったようでした。
女性は草花が好きで、自宅の前の道路にたくさんの植木鉢を置いていました。犯人のおじいさんは警察官であった正義感ある性格でそれが気になったらしく、何度か注意をしていたそうです。
12年に入ると、口論がエスカレート。体の接触もあったそうでおじいさんの怒りは沸点に近いものになっていました。また、女性の家はごみ屋敷であり、野良猫がそこで生活していたそうです。おじいさんにとってはそれも絶えることができなかったため、ついに犯行に及んだのです。

この殺人事件の原因は言うまでもなくご近所トラブルです。このような事件は、これに限らず、多くの事例があります。今回の殺人事件においては一体だれが悪かったのでしょうか。まず、大きな要因として殺害された女性の生活があるでしょう。彼女の生活は他人に不快感を与えるものでした。これに対して、周りは対応できなかったのでしょうか。もうひとつの問題は加害者と被害者の間の仲介がなかったことです。それだけ迷惑を掛けている家なら、役所に相談することはできなかったのでしょうか。トラブルが起きると双方だけで解決するのはとても難しいです。どうしても私情や感情が入ってしまいます。トラブルを解決するには地区などのグループ単位での問題として持ち込むことが大切です。

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